今回は久しぶりにヘーベルハウスについて記事を書いてみました^^
というのも、たまたま近所でヘーベルハウスの建築が始まったので定期的にチェックしていたんですが、せっかくなので今回はとっと目線で感想を語ってみようかなと思った次第でございます^^
(パルコンのブログ記事を書くよりもヘーベル記事を書いた方がいっぱい見てもらえるんですよね笑)
こちら、重量鉄骨造の現場となります。
(予め断っておきますがちゃんと敷地の外側から撮影しています。)
ホームページに載っている通りですが、鋼管杭改良の連続布基礎ですね。
配筋もダブルですし、見た限りは申し分ない基礎配筋だと思います^^
柱を支えるアンカー部分を拡大してみましょう。
アンカーボルト太いですね! ホームページには27㎜と載っていますが実際に目で見た感じもそれくらいありそうでした。
この極太アンカーを4本も使って柱を支える訳ですからそりゃ丈夫ですわ^^
同じ軸組工法でも木造家屋のアンカーは柱1本に対し10㎜筋1本が一般的ですから、もちろん単位面積当たりの柱の使用本数は違えど、やはり木造と鉄骨造では地震による倒壊や津波の影響に差が出るのも理解できます・・・。
(こちらの記事はパルコンの耐震性をメインに書いていますが、木造と鉄骨造にもかなりの有意差があることが見て取れると思います^^)
↓基礎型枠がセットされました。
ヘーベルの型枠は鉄製です。
規格住宅なので画一的な型枠で事足りますし、年間1万戸以上建てているので型枠を使い回した方がコスパ良いですからね。
この辺はやはり規模の利益を感じますね^^
えー、すいません。
基礎の生コン打ちしているところと養生しているところの写真も撮っていたんですが、以前写真を整理している内に誤って消去してしまったようで見つかりませんでした^^汗
とっとの頼りない記憶ベースで申し上げておくと、
呼び強度何Nで基礎打ちしているのかは分かりませんが、工事自体は滞りなく進捗している様子でしたし、養生もブルーシートが掛けられていて、それなりの期間ちゃんと養生されていたと思います。
やはり鉄骨造の組み上がりはあっという間ですね。
自分があの時あのままヘーベルで話を進めていたら、建築過程でこれを見ていたのかと思うとちょっと複雑な気分でした。
というか、こんなに柱細くて大丈夫なの?っていうのが正直な感想ですね^^汗
だって、こんなに柱細いんですよ?!
とっとの親指から小指までの長さは約23cmあるんですが、敷地外からの撮影のため遠近法で余計細く見えるとはいえ、この細さで4階建てを支えると思うとちょっと恐いです。
初めて展示場に行ったときにはあんなに太く見えた柱が今見るとこんなに細く見えちゃうんだなぁって・・・。
↑というのは見た目の話で、
もちろん、鉄は単位面積辺りの強度が非常に丈夫なので、木造やRC造のそれと比べて圧倒的に細くて問題無いですしもちろん構造計算上も耐震性は全く問題ありませんので悪しからず^^
逆に柱が細くて少なくて済むので大開口・大スパンが取れますし、垂れ壁の無い大きな窓を配置できるのは羨ましい限りです^^
むむ!あまり気付きたくなかったものを見つけちゃいました・・・。
拡大してみましょう。
分かりますかね? 塗装が一部剝げちゃってる?ようなんです。
おそらく部材を重ねて運んだりしている内にこすれて塗装が剥がれちゃったんだと思うんですけど、
重量鉄骨造の法定耐用年数35年は置いておいても、カチオン電着塗装の耐久年数が60年と言われているからロングライフとか謳っているのに、建築の段階から塗装が剥がれちゃってるのはどうなんでしょうか。
剥がれと言ってももちろん僅かですし、もしかしたら剥がれではなく汚れなのかも知れませんが、自分が施主だったらあまり気持ちのいいものではないと思います。
気を取り直して、
ヘーベル版も運び込まれていますね。
サッシはこの段階で設置されているんですね。
制震オイルダンパー=サイレスもちゃんと付いていました^^
そもそもピン接合の軽量鉄骨造と違い、重量鉄骨造はラーメン構造なので制振装置は不要なのですが、やはりそこはあるとないとではライバル会社に差をつけられませんからね^^
各社独自の製品で差別化して勝負しています。
ちなみにオイルダンパーは高層ビルなどで採用されている装置だったりするので、大手鉄骨系メーカー同士の差別化競争を比較する限りは、やはり躯体の丈夫さではヘーベルに軍配が上がるかなと思います。(あくまでとっとの個人的な感想です^^)
さて、こちらは基礎と上物との接合部です。
こちらはヘーベル版同士の接合部も見えますね。
この様子だと、やはり接合部の防水は100%シールのみに頼る形になってしまうので、当たり前ですが定期的な修繕をしていないと漏水リスクが一気に高まると言えるでしょう。
で、この修繕費用が結構バカにならないんですよね。
大手ハウスメーカー全般が型式認定の自社商品で顧客を囲い込んで修繕費で商売するビジネスモデルなので、それこそ買ったが最後、末永くお付き合いするしかありません。
一応、↑この辺の話は「思いのままに語るシリーズ」で詳細に語っておりますのでw、気になる方は以下ご参考にしてみて下さい^^
まぁでも建築工事を総括すると、さすがヘーベルハウスだなというのが感想です。
当然ですが建築工程に手抜かりは無かったですし、養生もしっかりしていましたのでへーベルで建てとけば構造躯体は心配要らないなと思いましたね。
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