最近パルコンの話ばかりですいません^^
もはや大成建設ハウジングの回し者かも知れませんw
大成建設ハウジングのHPやパンフレットをしっかり読み込んでいる人はお気付きだと思いますが、パルコン板の設計基準強度は36N/m㎡です。一方、基礎の設計基準強度は24N/m㎡です。
この差って凄ーく違和感ありませんか?
営業担当者に基礎強度の実際のところを教えて貰っちゃったので、今回は私のブログを読んで頂いている皆さんにナイショで公開しちゃおうと思います^^
まずは違和感の正体から説明していきますね。
- 18N/m㎡:30年
- 24N/m㎡:65年
- 30N/m㎡:100年
- 36N/m㎡:200年
設計基準強度といえば↑この数字をよく見ますよね^^
要するに基準強度から耐用年数が分かっちゃうんですが、
一般的な木造戸建て住宅では、基礎の基準強度は18N/m㎡で設計されている場合がほとんどなので、基礎の仕様からして30年で建て替えを想定したものとなっていました。
最近では長期優良住宅とかロングライフ設計とかが当たり前に言われるようになったので、24N/m㎡、つまり65年耐えられる家の基礎を作るのが主流になってきました。
木造の場合は法定耐用年数も22年しかありませんし、我が家が築30年を過ぎてガタガタになってきているのを考えると木造では少し限界があるような気がします・・・。
(どうでも良い話で本題を逸れてしまいましたw)
気付きましたかw?
そうです。
65年のつもりで24N/m㎡の基礎を造るのは良いですが、パルコン板の基準強度が36N/m㎡なのに、基礎の基準強度が24N/m㎡ってなんだか心もとないですよね。
パルコン板は200年の耐久性があるのに、基礎は65年ですよ?
65年でも一般的には十分かも知れませんが、パルコン検討中の私がこんな数字で納得するわけないですよねw
安心して下さい! パルコンは裏切りませんでしたw
営業担当者に聞いたところ、
大成建設ハウジングとしての温度補正の考え方は
- 標準的な気温(8℃~25℃)で +3N/m㎡
- 8℃未満、25℃超で +6N/m㎡
だということでした。
ただ実際は(このご時世なのでw)、社内規定よりも保守的に運用されているため、規定よりも強度が高くなるように打設されていることが殆どだそうで、
4月に着工した現場の基礎強度を見せて貰いましたが、打設から8日目時点で既に33N/m㎡も出ちゃってましたw
コンクリートは外気温が低ければ、硬化の進行も弱く、外気温が高ければ硬化の進行は早くなります。 そのため、コンクリートは外気温に応じて打設強度を変え、28日目の強度が設計強度になるように調整されます。
ちなみにこの温度補正ですが、RC造やS造では当たり前らしいですが、木造ではあまりやっていないと聞きます。そういう意味でも構造計算されたRC造のパルコンを建てるのが一番安心できますね^^
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