パルコンってカビ生えない? タルカスがあるのでたぶん大丈夫です!

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不動産一般

 

 

先日読者さまから頂いたコメントの件ですが、すごく良いトピックだったので記事にしてみました^^

 

 

たしかにRC造は高気密なのでカビが生えないかすごく気になりますよね。

 

私もRC造に興味を持ち始めた頃はパルコンって本当にカビ生えないの?って気になってましたが、躯体の丈夫さばかりに気を取られていてすっかりそのトピックの存在を忘れていました^^汗

 

 

結論から申し上げますと、

新築のパルコンに1年以上住んでいますが、カビの気配は全くありません^^

 

(よく壁紙を剥がしたらカビが生えていたなんて話がありますが、そればっかりはやってみないと分からないですからね。それゆえ気配とさせて頂きました。)

 

 

まずは、とっとが1年住んでみた感想をお話ししますね。

目に見える情報、肌感覚として

 

この時期(1~2月)は非常に乾燥し易いので我が家ではバンバン加湿器を炊いていますが、水の減りがすこぶる早く、パルコンはどちらかと言うとかなり乾燥しているなという印象を持ちました。

旧木造家屋に住んでいた時は窓がビショビショになるくらい水滴が付いていましたが、パルコンに住んでからは窓が曇ったことすら無いです。

 

ちなみにカビが生えやすい環境は、日当たりが悪く、湿気が多く、風通しの悪い場所と言われていますが、要するに湿気がこもってジメジメした空間ですね。

お風呂や結露し易い窓や壁の近く、押入れやクローゼットなどが該当します。

 

ただ、お風呂場はユニットバスで換気もしっかりしていますし、タルカスはクローゼットの中や床下(基礎空間)の空気も24時間常に入れ替えているので空気が絶え間なく循環しています。

この空気が循環し余分な湿った空気を同じ場所に滞留させることなく動かし続け排出させることがカビ対策には何よりも大事なのですが、パルコンの場合はタルカスシステムが家中隅々までカバーしているのでそこは安心して良いかと思います。

 

【ご参考】クローゼット内も↓このようにタルカスから絶えず空気が送り込まれてきます。

 

タルカスって実はスゴイ?

せっかくなのでタルカスシステムについて簡単に触れておきましょう。

タルカス(TARCAS)というのは大成建設(当時)が開発した独自のエアーリサイクル型換気システムのことを言います。今は当たり前なのかも知れませんが、当時の一般住宅には珍しく本格的なダクト式の換気システムとして始まったそうです。

 

↑こう書くと、タルカスが開発されたのがまだ大成建設ハウジング㈱になる前の大成建設㈱住宅事業部の頃なので、

「タルカスって20年前くらいからあるから古いシステムなんでしょ?」
「他社は常に新しい換気システムに切り替えていってるのにそれってどうなの?」

みたいな見方をする人もいるかも知れませんが、逆に新しいシステムに切り替えるということは裏を返せばそれまでのシステムが上手くいっていなかったからという可能性もありますからね。

何でもかんでも新しいものが良いという訳ではありません。

 

タルカスの場合は開発当時と比べてフィルターなどの性能はより上位の物に切り替えていっているみたいですが、基本的な仕組みはあまり変わっていないように見受けられます。それは要するに良いシステムだったからと言い換えられると思います。

 

 

細かい仕組みなどは大成建設ハウジングさんのサイトや社員さんに確認して貰いたいのですが、たしか私がパルコンで契約した2022年時点ではパナホームがタルカスシステムを使いたがっているという話がありました。

タルカスは大成建設とパナソニックの共同開発なのでタルカスが良い換気システムだということも既知だし親会社であるパナソニックが絡んでいるので使わせて欲しいと言ってきているという話だったと記憶しています。

 

ちなみに、湿気は家の中だけで発生するとは限りません。

 

パルコンの場合は基礎のベース(耐圧盤)部分で30cmのコンクリート厚なので地下からの湿気も上がって来ないですし、基礎断熱なのでベース自体から上がる湿気もタルカスで床下空間の換気をしているので問題ありません。

 

もともと両親が建てた木造のおウチが地面からの湿気でフローリングがベコベコになってしまったのが我が家の新築建て替え理由だったわけですが、

地面から上がる湿気、いわゆる蒸発水量は50坪の敷地で1日当たり16リットルと言われていますからね。だいたいのおウチの床下で毎日5~8リットルくらいの湿気が発生しているということになります。

 

なのでいわゆる床断熱系のおウチの場合、床下換気口が付いているだけではダメで、独自に床下の換気を行うシステムなどを付けないと床下空間に湿気が滞留してしまう原因になります。

例えばとっとが初めに契約していた某鉄骨系ハウスメーカーの場合は、布基礎なので地面から湿気が上がってきてしまいますしALC版も連続気泡なのでフローリングまで湿気が上がってきてしまって長期的には両親が建てた木造のおウチと同じように床がベコベコになっちゃうんじゃないの?と疑問を持ちましたが、理由は分かりませんがそれは問題無いですと言っていたので適切な床下換気なり何なりをしっかりやっているということなんだと思います。知らんけど笑

この某大手鉄骨系ハウスメーカーは↑こういう疑問に対して施主が納得する明確な理由の提示が無く、我々はプロなのでお任せ下さい!みたいな返答が多かったんですよね。
その点、大成建設ハウジングの担当者はその場で分からないことは本社に確認して後日必ず報告してくれました。

以上、

最後はちょっと別の建築工法の場合についてのお話になってしまいましたが汗、パルコンってカビ生えない?タルカスがあるのでたぶん大丈夫です!というお話でした!^^

 

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