床暖房はパルコンよりもへーベルの方が良さそうと思ったけど・・・

スポンサーリンク
不動産一般

 

私と同じように躯体の堅牢さとかを重視している方はだいたいへーベルやパルコンに行きつくと思いますが、最終的に値段でパルコンを諦めてへーベルにするパターンが多いんでしょうか・・。

そもそもパルコンに出会わず知らないまま家を建てる人も多いと思います ^^汗

 

今回もへーベルとパルコンを比較した場合に気になった部分とその違いを自分なりに調べてまとめたのでアップしておこうと思います。

 

床暖房の施工方法について、両社に確認した内容です。

 

まずへーベルは下から順に、

床へーベル(ALC板)、スタイロフォーム、合板、床暖房パネル、フローリング

を重ねていくらしいです。

ちなみに床へーベルの下は土です。湿気が上がってくるのが嫌な人は防湿シートを敷くことも出来るそうですが、標準仕様では土とのこと。

(床暖房は全く関係無いですが、へーベル版は普通に湿気を通すので、スタイロフォームが湿気を抑える役割を果たすのか? そこに合板&フローリングだと30年後にはフローリングがベコベコになっちゃう気がします。)

 

 

一方、パルコンは下から順に、

ベタ基礎(30cm厚)の上にシステムフロアの脚柱、合板、床暖房パネル、フローリング

を重ねているそうです。

 

これだと床暖房の下側に断熱材が無いので半分は床下を温めていることになってしまう気が。。
そして、コンクリートは熱伝導率がそれなりに高い(≒石焼ビビンバ)ので冬場の地面からの底冷えをもろに受けてしまいそうな気がします。。

とパルコンの建築士に伝えて本社に確認してもらったところ、一応これで現在の省エネ等級等の性能評価上、問題ない設定だということでした。

問題は無いかも知れないけど、答えになってないですよね。。

 

結局のところ、パルコンだと半分は下の空間を温めているってことになるので、床暖房の効率について比較した場合には、へーベルに軍配が上がるかな。。

 

 

と、ここまででブログをアップしようかと思っていたんですが、実はどちらも断熱方法として確立されたやり方のようで、

へーベルの断熱方法が『床断熱』、パルコンの断熱方法が『基礎断熱』と言うらしいです^^

 

 

↑このイメージはネットサーフィンで拾ってきたものなので、へーベルの場合は基礎部分が布基礎なので地面の土が露出した形になります。床下は家の外という考え方です。

一方、パルコンは基礎断熱といって、床下も家の中という考え方に基づいています。寒冷地などでは基礎断熱が主流、というかほぼそれ一択らしいです。

 

 

素人的には左の図の方が良いのかなと思っちゃいますが、現実は右の図の方が断熱効果としては優秀なようです。

そう考えると、やはりへーベルよりもパルコンの方が色々抜きんでていますね^^

(二重床システムフロアにしておいた方が床下点検口も付けられますしね。)

 

しかし、なぜ建築士は基礎断熱という手法で云々と説明しなかったんだろう。と色々調べていたら理由が分かりました^^
上記のように基礎断熱の内側断熱のイメージ図のように断熱材がベタ基礎の外周部分だけしか施されておらず地面の下側(真下)は断熱する必要がないのかと言うと、温暖エリアの要求水準次第ではしない場合が多いようです。
土壌蓄熱という考え方だそうですが、案外熱が伝わるよということで今では真下も断熱するようになってきているらしいです。下手に説明しすぎるとそこに気付かれるからあまり多くを語らなかったのでしょう。
ハウスメーカーを比較して良い方を選んでも結局は施主の知識が無いとアカンということですね・・・。

 

タイトルとURLをコピーしました