本日は現場監督さんからコンクリートの1週(7日間)強度の結果が出たとの連絡がありましたので、そちらの結果を公開したいと思います^^
ちなみに、過去(私がパルコンで契約する前)に営業マンから聞いていた話を再掲しておくと、
その時の事例では、設計基準強度24Nに対して6Nの補正を掛けて7日目で33Nの強度が出ていたという話をさせて頂きましたが、
今回は我が家のパルコンが実際にどうだったかというお話です^^
さて、それでは早速本題に入りましょう^^
基礎コンクリートの強度試験は、ベースと立ち上がりの打設時に試験体をそれぞれ6ピースずつ作成しているんですが、
1週(7日間)と4週(28日間)で3ピースずつ破壊してその平均値で以って強度を出します。
そして今回がその1回目、7日目の結果となります。
もったいぶらず、サクッと結果発表させて頂きます^^
大成パルコンの基礎コンクリート1週目強度は、なんと!
- ベース : 40.2N/m㎡
- 立ち上がり : 40.5N/m㎡
という結果でした!!
まさかの、40N/m㎡超えですよ!!
まぁ、そうゆうマンションは呼び強度が40Nなので1週目や4週目の強度は更に出ちゃうんでしょうけど。。
冬場だとコンクリートの硬化速度が遅い為、1週目の強度は25N/m㎡くらいらしいですが、やはり春以降ともなると一気に強度が出るんですね^^
ちなみに、
N/m㎡は、コンクリートの圧縮強度を表す単位で、ニュートン・パー平方ミリメートルと読みます。
急に数式が出てきたので面喰っちゃうかも知れませんがw、
単位面積辺りに掛かる荷重に対してどれくらい耐えることが出来るのかを示す値です。
難しい^^?
簡単に言ってしまえば圧力のことです。中学校のときに習いましたよね?^^
圧力=荷重(力)÷面積
↑こんな関係になります。
そして、1Nというのは約100gの重さを掛けることに等しいので、
1N/m㎡というのは、1㎜×1㎜の正方形の面積の上に100gの重さが載っても大丈夫ですよってことになります。
1平方ミリメートルとか100gだと実感が沸かないので、もう少し分かり易い面積に置き換えてみましょう。
例えは、10cm×10cmの面積(手のひらくらい?)であれば1トンの重さに耐えられるという計算になります^^
それが今回の試験結果が40N/m㎡でしたから、たった10cm×10cmの面積で40トンの重さに耐えられるほどの強度があるということなんです!
凄くないですか?!^^
ブログ(HTML形式)で$N/{mm}^2$と書こうとすると結構面倒くさいので、mと㎡(平米)で代用してしまっているんですが^^汗 逆に見にくいですかね・・・。
どっちでも良いって人の方が多いかも知れませんがふと気になったので。
しかし、1週目で既に40Nですよ! とんでもない数値ですね^^
次は4週目=材齢28日の強度がどうなるかですが、1週目で一気に強度が出てしまったので、次回はそこまであがることは無いでしょう。
あともう一点。
事あるごとに色んな記事でご説明はしていますが、
設計基準強度と計画共用期間についての関係を再掲しておきますね^^
すごく簡単に言ってしまえば、コンクリートの圧縮強度と鉄筋コンクリートの寿命は比例する関係にあるので、コンクリートの圧縮強度が高ければ高いほど鉄筋コンクリートが劣化しにくいと言うことができます。
下表はコンクリート材齢28日の圧縮強度と計画供用期間の関係を表しています。
計画供用期間とはコンクリート躯体の計画耐用年数であり、大規模改修が不要と言われる予定期間のことです。
更に、供用限界期間とは建物を継続使用したい場合、この期限内に構造躯体の大規模な修理を行えば、さらに延長使用可能になる期間を言います。
耐久設計基準強度 | 計画供用期間 | 供用限界期間 |
18N/mm2 | 30年 | 65年 |
21N/mm2 | 50年 | 80年 |
24N/mm2 | 65年 | 100年 |
27N/mm2 | 80年 | 150年 |
30N/mm2 | 100年 | 200年 |
33N/mm2 | 150年 | – |
36N/mm2 | 200年 | – |
我が家のパルコンの場合、1週目で既に40N/m㎡も出てしまっているので、
もはや設計基準強度に対する計画共用期間が何百年になるのか分かりませんがw、少なくとも、200年は無塗装でも余裕で耐え得る実力があるってことですからね。
私の孫の孫の孫の代くらいまで住み続けられそうです 爆
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