私がパルコンを選んだ理由 その3【番外編(レスコハウスと比較)】

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不動産一般

 

 

今回はハウスメーカーの比較記事なので、レスコハウスが良いなと思っている方やお施主さんは気分を悪くされると思うので回れ右でお願いします m(_ _)m

 

 

私がパルコンを選んだ理由は、

  • 木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造の比較で、最も丈夫な構造である鉄筋コンクリート造を使用している施工業者
  • 工務店、建築士事務所、ハウスメーカーの比較で、最も施工面で安心なプレハブ工法のハウスメーカー

という基準でパルコンになったという話を第一弾第二弾でさせて頂きました。

 

 

一応、関東エリアだと上記の条件でいくとパルコン以外にもレスコハウスというメーカーも該当するんですが、

もちろん住宅展示場に行って実物を見てきましたし色々調べましたが、私はレスコハウスは選びませんでした。

 

 

同じ(プレキャスト)鉄筋コンクリート造メーカーにも係わらずパルコンと比べると坪単価が幾分安いので、気になってる人も多いのではないでしょうか?

 

 

今回はパルコンと同じプレキャストコンクリート造メーカーであるレスコハウスについて、当時、私が比較した上でレスコにしなかった理由を記事にしていこうと思います^^

 

・これから述べることはその内容の正確性を担保するものではありません。とっと個人が家づくりのために当時、ホームページや住宅展示場などで見聞きしメモを取っていた内容です。
・また、とっとはレスコハウスと比較した上でパルコンを選択しているので、これから述べることはレスコハウスにとってマイナスのイメージをお伝えすることになってしまいますが、ハウスメーカー毎の設計思想は何をテーマにするかで見え方が異なりますので、あくまでとっとの視点から見た一個人の意見としてご参考にして頂ければ幸いです。

 

 

それでは早速見ていきましょう^^

「違いその1」コンクリートの肉厚

分かりやすいように画像を貼り付けようと思ったのですが、レスコハウスに行ったのは結構前でしたので画像が残っておりませんでした。

結論から言うと、レスコハウスのコンクリートは中心部をエグって肉抜きしているのでパルコン程の強度はないんじゃないかなというのが当時の私の感想です。
(肉抜きすることで躯体の丈夫さは落ちますが、一方で躯体の軽量化にもなるので、地震に対する耐力はバランスしているのかも知れません。)

パルコンは壁厚などの数値もホームページ上に提示してありますが、レスコハウスのホームページでは(隈なく探せばどこかにあるのかも知れませんが)見つけることが出来ませんでした。

構造計算上は問題無い数値が出ているのでしょうが、ミニ四駆じゃあるまいし、構造躯体を肉抜きするのはどうなんだろう、というのが当時の感想です。
それにそもそもミニ四駆だって肉抜きするのはボディであって躯体であるシャーシでは無かったはず・・・。
(ミニ四駆というのはさすがに表現が悪いのでここに書くことをためらいましたが、あくまで当時のとっとが感じた実際の感想なのでそのまま書きました。)

 

 

「違いその2」鉄筋

パルコンではコンクリートの中が全て鉄筋なのですが、レスコハウスのコンクリートは、外周部が鉄筋で、その内部の肉抜き部分がワイヤーメッシュになっています。

外構工事の土間コンクリートとかならメッシュでも良いと思うんですが、さすがに家ですからね。壁式RC造なのにメッシュで良いのかなというのが当時のとっとの感想でした。

 

どういうことかというと、

プレキャスト鉄筋コンクリート造ということなので均一な厚みのPC板を組み上げていく、というのがとっとのイメージだったのですが、

肉抜きしてワイヤーメッシュにするということは主に外周部に耐力を持たせて肉抜き部分は軽量鉄骨造のブレースや木造の筋交いみたいな発想に近いんじゃないかなって思ったわけです。

あくまで住宅展示場に伺った際に当時のとっとが感じた感想です。

※こういった層間変形の考え方ってスペクトラム的だと思うんです。
構造毎に許容される層間変形角のルールが決められています。木造なら1/150、鉄骨造・RCラーメンなら1/200、壁式RC造なら1/2000といった具合に。
結論から言えばレスコハウスもこの条件はクリアしているはずなので問題無いだろうというのが今のとっとの考えです^^

 

「違いその3」PC板の接合部

パルコンの場合はスプライススリーブ接合で無収縮モルタルでコンクリート板同士の継ぎ目を塞いでいますが、

レスコハウスの場合は具体的な説明がホームページに載っていないので分かりませんでしたが、ネットサーフィンの情報と、ホームページ上で載っている接合部分の写真を見る限り、どうやらボルト接合で外壁表面側をシールしているようです。

 

 

これ以外にも防音性や気密性、断熱性、止水性など色んな違いがあるんですが、言わずもがな、とっとのブログをご参考にされている方は分かりますよね^^

詳細は割愛させて頂きます。

 

 

 

要するに大成パルコンと比べると、コスト削減のために構造躯体を絶妙に削っているのがレスコハウスだと思うんですが、それはそれで全然良いですよね^^

 

 

とっとのブログでは頻出ワードですが、建築の世界はトレードオフですからね。

何かを取ったら何かは捨てなければなりません。

 

構造計算などのルールを守った上で少しでも安く仕上げる、というのは建築の世界では正しい発想だと思います。

 

 

パルコンってよくオーバースペックだって言われるんですが、全くその通りだと思います。

パルコンにも基礎のスペックをパルコンMAXの4階建て仕様から2階建て専用に落としたパルコンSEというモデルがありますが、躯体だって型式認定にすればもっと壁厚を薄くできますからね。

 

そういった経済設計に徹することで、鉄筋コンクリート造に住みたい!という声に答えるのも大切なテーマだと思います^^

 

 

はい。

ということで以上が躯体の丈夫さ第一優先のとっとがレスコハウスにしなかった構造躯体の視点から見た理由です。

 

 

 

 

ちなみに、

 

本記事のアイキャッチ画像、実はレスコハウスのホームページに

「写真は、東日本大震災で津波被害を受けた住宅(レスコハウスと同一構造)。基礎ごと浮き上がってしまいましたが、構造体はほとんど変形していません。」

というコメントと共に掲載されている写真なのですが、

 

同一構造ということはプレキャスト鉄筋コンクリート造ってことですよね。

 

ということはパルコン?

 

うーん、確かにカテゴリーとしては同様のプレキャスト鉄筋コンクリート造なんでしょうけど、

肉抜きしたPC板を使った構造体でも結果が同じみたいな書き方をしてしまって良いんですかね?

 

 

この辺の書きっぷりも当時違和感を覚えたというか、レスコハウスにしない理由にはなっていましたね。それって誤認勧誘じゃない?って。

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