設計士さんでも間違える! 注意すべき間取りの落とし穴を公開!!

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不動産一般

先日、構造確定承認を終えました。

 

契約してから約半年、何度も打合せを行い、外観やインテリアの打ち合わせをするなかで、間取りや構造も細かく変更を加えてきましたが、

この構造確定承認を元にパルコン板の作成に移っていくので、今後は構造に影響が出る変更は出来なくなります。

まったく変更ができないという訳ではなく、今後は構造に影響が出る変更を加える場合は、既に構造認定に出してしまっていて、パルコン板の作成にも入り始めてしまうので追加で費用が発生してしまうという意味です。

 

 

契約した時点から大まかな間取りは変更していないので図面の掲載は控えますが、細かい部分もかなり変更を加えましたし、特に、そのまま家を建てていたら絶対に後悔するポイントとかもあったので、今回はそこらへんをお伝えしていこうかなと思います^^

 

 

このご時世、構造計算ソフトなども進化しているはずなので根本的な部分で失敗っていうのは少なくなってきていると思うんですが、間取りなどの細かい収まり、いわゆる意匠設計に関しては、建築士さんも人なので結構フツーにミスします。

後から気付いても損害賠償請求とかはできるのかも知れませんが、完成した家の満足度は元には戻せませんからね^^ 結局、施主自身が計画段階からよく見て気付くしかないと思います。

 

 

家が出来上がってから後悔するポイントもきっと出てくると思いますが、現時点で気付けた部分だけサクッと公開していきますね^^

 

外部収納の天井の高さ

 

我が家では階段下を家の中で使う形の収納ではなく、家の外側から使う外部収納という形を取る予定なのですが、

階段の踊り場の下側を使うので、入口付近は高さが180センチあるのですが、奥側の高さが140センチしか無かったのです。しかも狭い。

 

これって契約時は図面を上から見た図しか見ないので、実は細かくCH=1400みたいな記号は書いてあるのですが、フツーに気が付かずに契約しちゃいました^^

それで契約後の意匠設計で横から見た図面を出してくれるので、ウチはそこで気付いたので何とかなりましたが、この時点で気付かないとそのまま建築までいっちゃって出来上がってから後悔するパターンなんだと思います。

 

結果、入口付近が200センチ、奥側が160センチの高さにはなったので使い勝手は多少改善できたかなと思います。

実際問題、こんな僅かなスペースだったらあえて外部収納にしないで家の中で上手く利用できる方法を考えた方が良かったなというのがホンネですけどね・・・^^汗

 

2F、洗面室ドアから階段までの距離

 

我が家ではLDKが1階、お風呂や洗面・ユーティリティは2階の間取りなのですが、階段を上がってすぐの部屋が洗面室となっています。

 

これも図面上に細かい縮尺を書いて、実際に住んでいるつもりになって歩き回ってみると、

なんと!

洗面室のドアを出て左に曲がり15センチで階段を下りる設計になっていたのです!

 

いや、そんなの危ないですよね。

 

現在住んでいる既存家屋だって階段から近い2階の部屋のドアを出てから横にある階段まで30センチ離れています。

 

これは1階の廊下が小さくなってしまうのですが、2階の階段の始まりを1段分伸ばしてもらうようにしました。
実はこの調整によって階段の踊り場が高くなるので先程の外部収納の天井の高さも上がるという効果もあったので迷わずそうしました^^

 

階段を上ってるときの天井高さ

 

これも階段にまつわる話ですが、パルコンのハイパネル仕様にしたので全く気にしていなかったのですが、階段を上っているときに3段目くらいで1階の天井と頭が近くなる部分があるじゃないですか?

そこの部分の高さが175センチしかなかったんです!

私自身、身長は171センチしかありませんし、背が高い人でも当たらないように屈むから大丈夫だという話はありますが、せっかく注文住宅で建てるのに、分かっててあえてそんな仕様にはしませんよね。
解放感が欲しくてハイパネル仕様にしているわけでもありますし。

 

こちらに関しては上階が洗面室で、ちょうど洗面台横のカウンタースペースだったので、足元の壁をふかすことで、階段上部の壁を斜めに仕上げる形にしました。

これだって、私がアイデアを出した形ですけどね^^

 

床下点検口の位置

 

床下点検口って間取りの図面で見てもあまり目立たないんです!

でも、お家が出来上がって、そこで暮らしたら普通に目に付く場所ですよね。

 

 

まず前提条件ですが、我が家では訪ねてきた人が恐縮するようなゴージャスな玄関ホールを目指していますw

なので、ホールの床材はタイル調(と言っても安物のサニーアートですけどw)で仕上げる予定なのですが、そこから見える洗面台スペースの床に床下点検口が配置してありました。

 

これに関してはそこから隣接するシューズインクローゼット内に床下点検口の位置を動かしてもらうことで何とかなりましたが、

パルコンの場合は基礎の立ち上がり部分を越えて床下点検口を動かすことは出来ないので、我が家の場合は何とかなりましたが、この点は注意が必要かなと思います。

 

エアコンの位置(パイプ位置、窓との干渉)

 

これは他のパルコンで建てた方のブログなどでも見たことがある気がしますが、

パルコンで建てる場合、特に指定をしないとエアコンのパイプ位置がエアコンよりも下側に来てパイプが丸見えでダサい仕上がりになることが結構多いみたいです。

 

これに関しては我が家もご多分に漏れずw、パイプ位置がエアコンよりも下側に来る前提になっていたので修正をお願いしました。

これはおそらくパルコン板に穴を開けなきゃいけないのでなるべく端っこに開けたくないからとかの理由があるのかも知れませんが、設計段階で言っておけば問題無く修正して貰えます。
更にもう一点あったのは、縦長の窓の上にエアコンを設置する計画だったのですが、エアコンと窓が干渉していて、そのまま建築してしまったらエアコンが設置出来ない状態だったという、フツーにアウトな設計ミスもありました。
ハイパネル仕様だから問題無いと安直に考えていましたが、断面図面で定規で測りながらしっかり見ておいて良かったです。
これも私が気付いて指摘したから良かったようなものですが、後から気付いても遅いですからね。
設計士さんも人ですから、結構フツーに間違えます。

後から言った言わないになっても遅いですからね。皆さんも気を付けて下さいね^^

 

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