【大成パルコン建築記】Part 3 地盤改良(柱状改良)

スポンサーリンク
不動産一般

 

 

やっと建築っぽい写真が撮れましたw

 

↑セメントミルクを注入しながら地面を掘削して撹拌しています。

 

セメントの注入と攪拌が終わったら写真の奥に見えている黒い金属棒を改良体の中心に差し込んでいき、最後はパワーショベルで地中まで押し込んでいきます。

 

 

 

雰囲気が伝われば良いかなと思ったので↑コチラは短めの動画にしましたが(なにせ改良体を1本打ち込むのに20分くらい掛かるので)、

一部始終を全て録画して1時間毎に配信しているバージョンもございますので、建築に興味がある方はYouTubeチャンネルの方で録りっ放し動画シリーズをご覧下さい^^

 

 

 

前回記事で頭出しだけさせて頂いて宿題になっていた件ですが、

現場監督さんに質問したところ丁寧に教えて頂けて納得できましたので、読者のみなさんにも共有しておきますね^^

 

 

宿題のテーマは簡単に言ってしまうと、

我が家のような軟弱地盤における地盤改良に関して、支持層が地下13メートルなのに6mの柱状改良で良いんですか?

って話ですが、

 

結論から言うと、適切に計算された「しん兵衛工法」ならば問題無しってことでした。

 

 

 

まず「しん兵衛工法」というのは柱状改良工法の中の一つの工法の呼称です。

柱状改良のというのは一般的には、セメントミルクを注入していきながら地面を撹拌して地中に補強体を造っていく工法です。

 

 

柱状改良工法の補強体(くし兵衛工法)の中心に、節付細径鋼管を埋設して一体化させたものが、しん兵衛工法の補強体になります。

鋼管芯を入れることで補強体の剛性と耐力が向上し、さらに周面摩擦力を有効に活用できる為、高支持力と高耐力が実現するという仕組みらしいです。

 

 

 

要するに、地盤が弱いところでも支持層まで杭を打ち込まずに摩擦力が取れる工法ってことですね。

 

前回記事で引き合いに出したトヨタホームの鋼管杭が先端のみの支持力で見ているのに対し、

 

我が家で採用されているしん兵衛工法では先端支持力に加え周面摩擦力も見ているから、支持層まで打たなくても上の方で十分な耐力を持てますよっていう計算になっているようです。

 

 

ちなみに、補強体の直径は400mmの円柱で、我が家の場合は、補強体が7m、鋼管が6.5mの長さで打ち込まれているということでした。

 

 

とまぁ、こんな感じの工法ですが、大成建設ハウジングが勝手にやっている工法ってわけではなく、

しん兵衛工法というのは一般社団法人先端地盤技術グループが提供している工法ということになります。

https://sentanjiban.or.jp/wp-content/uploads/2021/09/shinbe.pdf

 

 

パルコンの柱状改良では↑こちらの先端地盤技術グループが提供しているしん兵衛工法が採用されていますが、

もちろん、これじゃなきゃダメって訳ではなく、

 

機械屋さんや材料屋さんが認定を取って、色んな工法が世の中に出回っている(工法として販売されている?)のだそうです。

 

 

認定というのは、一般財団法人 日本建築総合試験所(GBRC)が行っていて、例えば、しん兵衛工法だと、「GBRC 性能証明 第13-04号 改1」という認定を与えられている工法だということになります。

 

 

 

ちなみに、

しん兵衛工法を利用する場合は、「最初にこの位置で試験打設をしなさい」みたいなことが先端地盤技術グループから指示されていて、指示通りに作業して報告をしなければいけないらしいです。

 

今回指示されていたのは、前面道路から一番遠い田んぼ側の位置でしたが、要するに、最も地盤が緩いであろうポイントから試験打設してチェックするようにってことなんでしょうね。

 

 

いやー、つくづく実感しますが、

こういうことを聞いても嫌な顔をせずしっかり対応してくれますし、やっぱり大成建設ハウジングにして良かったなと思いますね^^

 

(どことは言いませんが大成パルコンで契約する前に契約していた某ハウスメーカーなんて、契約後からあからさまに対応が悪くなりましたからね・・・。)

コメント

タイトルとURLをコピーしました