【大成パルコン建築記】Part 20 建方工事(1階部分完成)

スポンサーリンク
不動産一般

 

 

前回記事は建方スタート!ということで1日目の工事進捗状況をアップさせて頂きましたが、

 

建方工事2日目は1階の残り半分のパネル組み立てだけでまったく新鮮味が無かったのでパスさせて頂き、

 

今回は、1階部分のパネル組み立て~翌日以降のパネル接合工事が終わったところまでで記事をアップさせて頂こうと思います^^

 

 

1階建方工事 2日目

まず、1階部分のパネル組み立てが終わった段階で外観は↓こんな感じになっています。

 

北面(玄関側)

真上から見た建物の形を四角形ではなく、長方形をズラして重ねたような形にすることで、前面道路側から見たときに横長に見えるように計画してあるのですが、

バッチリ横長に見えますね!

(この後2階が組み上がるとどうなるか分かりませんが^^汗)

 

 

南面(庭側)

ベランダのスラブ、伸ばしすぎたかなぁ・・・^^汗

ちょっと長くね?!って感じがしますが、2階が出来上がってベランダが付いて、外構工事でタイルデッキを付ければきっと映えるハズ!

 

 

2階床部分

上から見ると↑こんな感じ。

 

前回記事でもご紹介しましたが、床パネルは枚数が多いので必然的に継ぎ目が多くなってしまいますよね。

これがこのまま陸屋根部分も同様の造りでしょうから、やはり、防水面が不安ではありますね。(防水処理についても今後の記事でしっかり追っていきます^^)

 

 

こちらがLDK部分になります。

 

27帖あるはずなんですが、やはり小さく見えます・・・orz

 

 

1階建方工事 3日目

 

↓翌日にはスプライススリーブにグラウト注入してますね。

 

こちらの接手に関しては日本スプライススリーブ株式会社さんの商品ですし、

建築の世界では一般的に使われていますからご紹介してしまって問題無いかなと思います^^

(∵接合部の仕組みが分かる画像等は知的財産権を含むため記事に載せることを止められております。)

スプライススリーブの継手部分の接合は↑こちらのSSモルタルというグラウト材を使用していますが、圧縮強度は材齢28日目で100N/m㎡(20~30℃養生)にも達するようです。

 

この辺の数値からも、プレキャストコンクリート造の中でも大成パルコンならば現場打ちRCと比較しても強度で劣るということはまず考えられないですね。

 

 

↓こちらはパントリー部分ですが、梁を造って2階床パネルを置いています。

必ずしも床パネルの下に壁パネルを配置する必要はなくて、

隣同士の壁パネルに袖柱を付けてそこに梁を掛けて、梁で支えるという手法もあるので、間取りに関しては結構融通が利きます^^

 

 

↓こちらはLDKの天井部分なんですが、

よく見ると床パネルの版厚が壁パネルから20cmくらいのところで厚くなっているのが分かると思います。

 

これは大空間の間取りにしたときに2階床パネルがたわまないように版厚を厚くして支えるようになっています。

 

パルコンMAXになってからかなり大空間を取れるようになっているので、これまであった鉄筋コンクリート造だと間取りが・・・という問題は設計段階でもほとんど感じませんでした^^

 

 

1階建方工事 4日目~7日目

スプライススリーブへのグラウト注入はしましたが、パネル同士のコッター接合や隙間の処理が終わっていませんので、

2階建方工事に入るまでの1週間程度はパネル同士の接合部分の仕上げをしていきます。

 

↓こちらは発泡スチロール?のような部材でパネル表面側の隙間を押さえて、室内側からグラウトを入れてパネル同士の隙間を埋めています。

 

↓室内側から見るとこんな感じ。(既に硬化後の写真です。)

パルコンの場合はパネル同士の接合もシールだけじゃなくてグラウトを打つので、そりゃ当然気密性が高くなるわけですね^^

 

グラウトが固まった後に外側の発泡スチロールを外すと↓こんな感じでキレイに仕上がっています^^

 

実は私、コッター接合しないパネル同士の隙間にもグラウトを流すっていうのは知りませんでした。てっきりシールを打つだけだと思っていたんですが、しっかりグラウトも打ってくれるんですね^^
というのも、鉄筋コンクリート造の理想は現場打ちだと思うんですが、それは接合部が連続しているため強度と防水性を担保しやすいという理由からなんです。
パルコンは強度は満足しているけどパネル接合部がシールなのがネックだなと思っていた(勘違いしていた)のでこれは非常に嬉しい発見でした^^

 

 

↓こちらはパネル同士を現場で1枚のパネルに接合するためのコッター部分ですが、グラウトを流してコンパネで養生されています。

 

コンパネを外すと↓こんな感じで1枚のパネルに繋がります^^

 

↓床パネルも全体にグラウトが流し込まれて一体化しています。

 

 

室内側から見ると、

写真では分かりにくいかもしれませんが、パネル同士の接合部分には全てグラウトが流し込まれ、室内側に外から水や空気が入る隙間が無くなっていることが分かります。(もちろん更にこの上からシールを打ちますが。)

 

↓左側が室内、右側がベランダです。

こちらの写真を見ると良く分かりますね。
ベランダ側はシールを打つ部分に発泡スチロールが詰め込まれています。

 

 

↓地面に垂れたパルグラウトを発見しました。

コッターに流し込むのである程度流動性が高いはずですが、見た目はかなりもっちりしていますね。

 

 

と、まぁ、こんな感じでパネル同士の接合が終わったら2階建方工事に入っていく流れとなります^^

 

 

YouTubeにも動画アップしておきましたのでどうぞ^^

コメント

タイトルとURLをコピーしました