【南向き道路が良い?】郊外の庭付き一軒家、間取りは熟考しましょう
令和元年の新設住宅着工戸数は約90万戸(前年比4.0%減)で3年連続減少となったようですが、内訳は投資用不動産などの貸家の減少が足を引っ張っている一方で、持ち家と分譲住宅は伸びているようです。
特に、最近は郊外に分譲で庭付き一軒家を買う若い世代が増えているようですね。
実際、私の家の周りでも田んぼが潰されてどんどん家が立っていってますね、最近。
私の住んでいる地域も郊外ですが、結構良いものですよ。
郊外一軒家のメリットは、
- 土地が最低100坪くらいからなので、余裕で駐車場&庭付き一軒家を建てられます。
- 庭でバーベキューやゴルフのアプローチができます。
- 安いゴルフ場や練習場が近いです。その他、どこに行っても広くてゴミゴミしてません。
デメリットは、
- 移動の足が車。
(※私の場合は、道は広いし渋滞しないので都内みたいに運転が億劫にはなりません) - カエルや虫が多い。
(※カエルやスズムシなどの鳴き声がした方が案外リラックスして眠れます) - 東京に通うのに時間が掛かる。
(※私はこの時間にニュースを調べたり勉強したり記事を書いたりしてます)
➡️私にとっては郊外に住むことは全くデメリットになりません。
価値観の問題ですね。
そもそも、多くの人が会社から近いとか子供の教育のためとか言って東京に住みますが、それって詰まらなくないですか?
一生サラリーマンやる?子供を良い大学に入れて上場企業に就職?
私ならお金あったら栃木に住みたいですね、ゴルフ場も多いですし。子供の教育だって大学に入ってから出会う地方の怪物君たちの方が頭良かったりしますよね。
それはさておき、この記事を読んでる人は東京の矮小区分を買うくらいなら、郊外で広々暮らしたい派だと思います。
今回は間取りについて1つだけ注意点を上げておきます。
世間では当たり前のように南側道路が良いと言われますが、それは都内とかの矮小宅地だったり分譲宅地の場合の話です。
私が宅建士を取得するときに、法定講習でその道40年の講師から色々教えて貰いましたが、その講師でさえ呪文のように南側道路が良いと言ってました。
確かに、住宅の南に道路があれば日当たりを遮る建物がないので日当たりは確保されるはずです。(そのため、南道路は常に日当たりが良いとされ、人気があります。)
しかし、南に道路があるということは、進入口も南側だということです。
当然、家の南側に駐車スペースを作るケースが多くなり、南側の土地を最大限生かせなくなってしまいます。更に、向かい側に高い建物ができれば、日当たりは悪くなります。
一方、土地が大きくて南側に大きめの庭を作れるなら北側道路にした方がプライベートな庭側とパブリックな玄関側を分けるという使い方も可能です。
そんなの当たり前と思うかも知れませんが、最近引っ越してきたファミリーは注文住宅で北側接道なのに南側に玄関や車を配置して訳の分からない間取りになっています。そして、家が出来上がってからおかしいことに気付いたそうです。
おそらく無意識化では気付いていたのでしょうが、大きい買い物で考えなきゃいけないことがいっぱいあったので等閑になってしまったんでしょうね。
というのも注文住宅の場合、業者は、間取りを1か月くらいで確定させつつ新築請負契約を結ばせて1年以内に家が完成!くらいのペースで進行させようとしてきます(買い手が急いでなくてもあの手この手でそういうスケジュールにしようとしてきます)。
間取りは重要ですからね。ゆっくり何度も考えましょう。
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