ヘーベルハウスとの建築請負契約を解除。全額回収できました^^

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不動産一般

 

 

私事ですが、2019年にヘーベルハウス(旭化成ホームズ)と建築工事請負契約を締結していましたが、この度2021年6月を以って請負契約を解除させて頂きました。

 

 

ヘーベルハウスの躯体や外壁に関する記事を何個か上げているように、私自身、へーベルの構造躯体や工法は非常に気に入っていましたし、他のハウスメーカーと比べても、ヘーベルハウス担当者のセールストークのキレ(笑)やレスポンスの良さが気に入って契約をしたのですが、
いざ契約締結してしまうと、担当者のレスポンスが非常に悪くなり、契約するまでは毎回出てきていた店長も一切出てこなくなってしまいます・・・。

 

 

こういう対応の悪さにイラついたのでサクッと契約解除して契約時に差し入れたお金を全額返してもらいあっさり一件落着したのですが、
世間に目を向けてみるとヘーベルハウスとの契約を解除するとお金が返ってこないなんていう記事やスレッドをたくさん見かけるじゃないですか・・・。

 

今回は、私と同じようにヘーベルハウスと契約してしまったものの、残念ながら信頼関係が崩れて解除に踏み切ろうと考えている方向けに、私の体験談をお話しします。

 

 

私の場合は2019年5月に契約をして丸2年。それこそ何度も間取り変更で面談しましたが2年後に解除しても全額返ってきましたので、同じような境遇で悩んでいる人向けに、私の解除の経緯や流れについて記事をアップします^^

 

 

ちなみに全額回収と言っても、収入印紙代の3万円は税金として国に納めているものですので、ヘーベルハウスから回収できるのは100万円ではなく97万円になりますので、悪しからず^^

 

 

それでは早速、

解除に至った経緯、解除のやり方、解除の流れ(タイムスケジュール)の順番でお話ししていこうと思います^^

 

契約解除(解約)に至った経緯

 

私が契約を解除しようと決心した理由はズバリ「信頼を失った」からです。

 

と言っても私自身、

ヘーベルハウスの重量鉄骨は他社対比丈夫な造りで、ALCやネオマフォームの組み合わせなどにも満足していましたし、

ヘーベルは担当者や店長が若くエネルギッシュで、セールストークやレスポンスの良さも非常に気に入っていました。

 

しかしレスポンスの良さは契約するまでで、契約後は色々と対応が悪くなっていく中で不満を募らせたというのが契約解除に至った理由です。

 

契約解除に至る理由は人それぞれかと思いますが、私が契約解除を決心するほどに不満を募らせた対応を箇条書きしてみましたので、参考にしてみて下さい。

 

  • 妻は担当営業A氏と話すのがストレスになっていたため、連絡は主人にするようにA氏に何度も伝えていたものの、その後もA氏から妻宛に何度も連絡が来続けた。
  • 他のエリアの展示場の担当者に対して、妻がA氏が頼りないと話した際に、その担当者は管轄エリアも違うのでAに伝わることはないと言っていたがA氏に筒抜けだった。
  • A氏や設計士との間取り打合せから帰ってきて袋を開けてみると社外秘資料が入っていた。
    裏を返せば個人情報だってどんな風に扱われているか分からない。
  • 2020年9月にA氏等と間取り変更の打ち合わせをしたものの3週間待っても変更版の連絡が来ないため問い合わせてみると「まだ何もやっていない」という返事を頂く。「次回面談予定が決まってから取り掛かる」のだそう。(だったら予めそう言えよという温度差を感じる。)
  • A氏に対して重鉄構造の建築現場や研究所を見に行きたいと伝えて半年以上経つが何も言って来なかった。
  • 2021年2月、A氏が急に自宅を訪ねてきた。近くまで来たから寄ったと言うが、お土産に子供のお菓子とかがあのオレンジ色の紙袋にたんまり準備されていた。
    来るなら事前に言ってくれれば時間を取るのに、お土産だけ渡して帰っていった。新年の挨拶にしては遅いし、何をしに来たのだろう。
  • 2021年4月の面談ではA氏が「間取りの変更版と見積もりを作って郵送、届く頃に電話します」と言っていたが1ヶ月待っても何の連絡もなく、不審に思い問い合わせメールを送ると「あと2日で出来る」との回答。面談時に新築計画を速やかに進めたい旨は伝えていたにも係わらず何もしていなかった。
  • 3日後、当家ポストに変更版の間取りと見積もりが郵送ではなく手で投函されていた。わざわざ来たにも係わらず挨拶も電話もメールも無かった。

 

ヘーベルハウスがどうこうというより、この担当者A氏が人としてどうかしてますよね・・。

 

この程度の理由で簡単に解除できるの?って気がするかも知れませんが、いとも簡単に解除できました^^

 

 

契約解除のやり方

 

やり方とか書いてますが、そんなものはありません^^

 

解除の旨を申し出る、つまり解除の意思表示をするだけです^^

 

ただ、電話でしてしまうと食い下がられたり、一旦上司と会ってくれとか言われて、うやむやになってしまうので、メールがベストだと思います。(ちなみに今の時代、簡易書留なんかで手紙を送ったりする必要は全くありません^^)

 

百聞は一見に如かずなので、実際にわたしが送ったメールの文面を参考に載せておきますね^^

 

ヘーベルハウス
ご担当 A様

私、山田太郎(仮名)は本日(2021/5/〇)を以って、貴社と結んだ建築工事請負契約を解除を申し出ます。

解除申出の契約番号:〇〇〇〇〇〇〇〇
契約書日付:2019/5/〇

下記観点からメールにて解除の申出をさせて頂きます。
・2021/5/〇付、解除申出事実の記録
・当方が契約解除を決断するに至った経緯の整理

<解除に至った経緯>

・当初、打合せなどの対応は妻が行っていたがA氏のレスポンスの悪さに不満を持っていた。

・しかし、私はまだA氏が若手で多少至らない点があるのは仕方なく、多少おおめに見てあげるべきと考えていたため窓口を私に交代。

(担当者変更を申し出ては面倒くさい客だと思われかねず、また店長B氏が後ろで確りコントロールしてくれるだろうと信じていたこともあり、心配はしていなかった。)

・私が積極的に対応するようになり、間取り変更の打ち合わせをしたものの、3週間待っても変更版の連絡が来ないため問い合わせてみると「まだ何もやっていない」という返事を頂く。「次回面談予定が決まってから取り掛かる」のだそう。

(温度差は感じたが、こちらの着工時期がまだまだ先なのでそういう考え方なのだろうと様子見。)

・直近(2021/4/〇)の面談では「間取りの変更版と見積もりを作って郵送、届く頃に電話する」と言っていたが1ヶ月待っても何の連絡もなく、不審に思い問い合わせメールを送ると「あと2日で出来る」との回答。4/〇の面談では新築計画を速やかに進めたい旨は伝えていたが、結局何もしていなかったのである。
・本日昼過ぎ、当家ポストに変更版の間取りと見積もりが郵送ではなく手で投函されていたが、わざわざ来たにも係わらず挨拶も電話もメールも無く、いよいよ信頼も失墜し貴社で家を建てて欲しくないと思うに至った。

(これまでの出来事すべてを記録しているわけでは無いが、こちらから要求しなければ何も行動してくれず契約を取ってしまえば後はどうでも良いのかと感じる面が多々あった。)

付きましては当初預け入れさせて頂いた100万円に関し、印紙代3万円を差し引いた、97万円の返却を請求致します。
返却予定日、返却方法についてご回答下さいますよう宜しくお願い申し上げます。

住所〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
山田太郎(仮名)

 

↑私が送った解除申出メールの本文そのままです^^

 

一応、この後、全く別の支店の店長Cから電話があり「担当者も100%否を認めております」ってな感じで普通に平謝りしてくれて、誠心誠意、解除の対応をしてくれました。

(この辺はやはり大手ハウスメーカーだなと思いましたね。解除申出以降、当初契約に関わった人は誰も出てきませんでした。 私の場合は縁が無かったわけですが、今後もヘーベルハウスを悪く言うつもりはありませんし、今でも良い会社だと思っていますのでその辺は誤解無きよう^^)

 

解除の流れ(タイムスケジュール)

 

店長Cからの電話では、解除するにしても必ず一回だけ面談をしなければならないと社内で決まっているので面談して欲しいと言われ、一週間後に面談をしました。

 

その面談では、お約束ですがw、「私が最後まで担当しますのでチャンスを下さい」と店長Cから申出を受けましたが、粛々と拒否させて頂きました。

 

そして、解除の意志が固いこと、及び、100万円から収入印紙代3万円を差し引いた97万円の返金を求めていることを確認し、面談は終了しました。

 

その後、店長Cが本部に報告して一週間後に97万円の返金で確認が取れた旨の回答と振込口座を確認するメールが届き、更に一週間後くらいに「旭化成建築工事請負契約の解除に関する契約」という解除契約書が届くので、当初契約書原本と解除契約書を記入して返送し、更にその一週間後くらいに97万円が入金されて一件落着といった具合です。申出から1か月は掛かりましたね。

 

細かい話ですが、契約書も解除契約書も双方一通ずつ所持するので原契約書を回収される筋合いは無いのですが、こちらとしても不要ですし、解除契約書があれば対抗できるので、素直に返却しました^^
(更に細かく言えば請負契約自体が諾成契約なので、契約書も解除契約書も究極的には不要なんですけどね^^)

 

 

 

と、ここまでが私が解除を申し出てからお金を回収するまでの流れです^^

 

 

一方で、世の中に目を向けてみると、まだ建築確認申請等も出していない段階にも係わらず、全額回収できなかった人のブログやスレッドが散見されますよね。

 

私と同じような状況だったのに全額回収できなかった人との違いはどこにあったのでしょうか・・・

 

回収できなかった人に詳細を聞いたわけではないので真相は分かりませんが、回収できなかった人の原因は「準備不足」に尽きると思います。

 

 

2021/10/23 補記

私がヘーベルハウスとの契約を解除して全額回収できた理由を以下の記事で深堀りしてみたので、もし契約してしまったが解約したい、これから契約しようと思っているが後から後悔したくないと思っている方は参考にして下さい^^
(ただ担当者が気に食わないから解除しまーす!で全額回収できるほど世の中甘くないですからね^^)

コメント

  1. 大変参考になりました。へーベル以外でもハウスメーカーで契約をする際(または契約を結ぶ前)にやっておいた方が良いことや気を付ける点などはありますか?

    • ぽにょ様

      コメントありがとうございます。
      へーベル建築請負契約を解除して全額回収する方法と回収できる人
      ↑こちらの記事はご覧になって頂きましたか?
      何はともあれ、1に録音、2に録音、3,4も録音、5も録音です^^
      どういう場合に費用が発生するのか、どういう場合なら発生しないのかを明確にさせておくことです。
      また、おかしいなと思ったらその場で決断せずに持ち帰りましょう。人の勘って結構当たるのでw

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