借金は早く返した方が良い?

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投資一般、副業・起業

 

 

借金は早く返した方が良い?

 

 

これって生きていく上ですごく大事な話だと思うんです。

 

「お金持ちなのに借金をいっぱいしている人」っていっぱいいるんですが、それを不思議に思いますか?

 

もし不思議に思っている人はこの記事を読まれることをお勧めします。

 

マイホームを買う場合

 

一般的に借金と言うと、心理的抵抗からか、経済性を無視して一刻も早く返済して安全性を高めたいという心理が働きます。

おそらく日本では「借金をするのは悪」だとか、「借金して利子を払うなんて損するだけだ」というイメージを植え付けられているせいだと思うのですが、

逆に「住宅ローンを完済した」とか「積極的に繰り上げ返済している」などというと、ポジティブなイメージを持たれると思います。

 

マイホーム購入の場合は「低い金利で毎月返済できる範囲で返済期間は極力短く、繰り上げ返済しよう」と考えるのも有りでしょうし、 借りて途中で死んだら返さなくて良い団信という考え方も有りだと思います。

昔は日本も金利が高かった時代がありますから、そういう頃なら繰り上げ返済する動機もあったでしょうが、せっかくお得な団信に入っているんだし、現在のような低金利下での早期弁済は勿体ない、という考え方もありますよね。

期限の利益という考え方に立てば、約定通りに弁済していればそれ以上のお金を返さなくて良いという権利と言えます。その権利を金利を払って買っているという見方も出来ます。

 

不動産投資の場合

 

しかし、不動産投資では、借入による調達金利よりも賃料収入から得られる利回りが上回っていれば利益が出ているので借りている方が収入が増えることになります。

もちろん、安全性や継続性などを加味して判断する訳ですが、頭金は極力抑えて手元に資金を残し、金利の最も低い変動金利で、借入期間は最大限長く取る、といった手法が最も安全な場合もあります。

少し乱暴な書き方をすれば、1%程度の金利しか乗っていない住宅ローンを繰上返済する資金で利回り10%の収益物件を買った方が効率的という考え方ができるということです。

なので、選択技を潰してまで、兎に角、借金を返済したいと考えてしまうのは経済的ではないですよね。

どちらを取るべきか判断する場合に、分母を増やして収入を増やしながら安全性を高めるのか、借入金自体を減らしてリターンと引き換えにリスクを落とすのか、しっかりと認識した上で判断することが大事だと思います。

同じ不動産を購入する場合でも、投資とマイホームでは判断基準が違います。なんとなく不安だから、借金が嫌いだから、といった感情を判断の基準にせずに、経済合理性で判断するべきですよね。

 

正しい借金、間違った借金

借金を戒め、節約や貯金に励めば「お金がある」という安心感(錯覚w?)を得られるかもしれませんが、貯まっているお金が直接的に今の生活をよくすることにはなりませんよね。

それに、そんなに頑張って貯めた自分のお金を使おうとなったら、心理的にものすごく抵抗があると思いますw

 

しかし、他人のお金なら話は変わりますw

借金などのいわゆる「他人資本」を使い、少ない「自己資本」で大きな収益を上げる、レバレッジという考え方です。投資や企業経営においても重要な考え方ですよね。

 

でも、むやみやたらにお金を借りるのは「正しい借金」とは言えません。

企業が借金をして事業に投資するように、借金をするなら価値が残るものやお金を生み出すものに使わないといけません(同じようなことが金持ち父さんに書いてあったような気がしますが)。

 

車や洋服といったアイテムのためにお金を借りるのは正しいでしょうか?

タクシーやバスのような営業に使うもの、販売するための洋服なら良いですけど、もっぱらプライベート用ということであれば借金して買うものでは無いですね。

 

お金持ちの人が借金をする理由、分かりました?

 

知り合いの不動産投資会社やコンサルの社長さんが、特にお金に困っているわけでも無いのに、コロナ関連融資を何千万円も受けまくってます。

 

だって資金使途不問で貸出金利も当初3年間0%据え置きですよ?
そりゃ使う予定無くたって借りまくって口座に寝かしておきますよね。

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