浄化槽埋設工事の現場なんてなかなか見ないですよね。
せっかくなので写真を撮っておきました^^
そもそも、
雨水枡や下水配管の工事ではミニユンボを使って作業していたので、そのままミニユンボで穴を掘って浄化槽を入れるんだと思っていたんですが、
↓全然w、大きめのショベルカーが運ばれてきて穴を掘り始めました。
↓写真で伝わりますかねー? なんと!2mも深さがあります。
こりゃ落ちたら絶対に腰を痛めますね・・。当たり所が悪かったら骨折ですね。
前回の記事でお話ししていましたが、我が家の土地は結構水捌けが悪いので↓ポンプで汲み上げております。
穴を掘り終わると砕石を敷き入れて、
その後は生コン車がきて↓このようにベースコンクリートと浄化槽スペースを守るための筒状の柱にコンクリートを流し始めました。
この中に浄化槽を入れて、土を戻して、最後に上部から出ている鉄筋とメッシュを絡ませて土間を打っていく流れになるそうです。
ちなみに我が家の場合はまだ外構業者が決まっていないので、すなわち、地面のレベルも決まっていないため、鉄筋が地面に出た状態で引渡しを受ける形になります。
世の中的に多いのは、浄化槽部分だけコンクリートが打ってあるパターンか、外構工事までハウスメーカーでお願いして浄化槽とシームレスに土間まで打ってあるパターンでしょうか。
さて、落とし穴に関しては、コンクリートが硬化するまで1日養生が必要なので、
子供が落っこちないように↓仮囲いをしてくれました。
そして翌日、浄化槽がスッポリと中に納まり、砂を入れていきます^^
はい、ということで、
我が家の場合は↓この状態で終わりです。
一応、↑この仕上がりも綿密に高さを測定して現場で打ち合わせて決めていたりします。
というのも、
設計GL通りの高さで作られてしまうと前面道路までの水勾配などその後の外構工事に影響がでてしまうので、浄化槽桝の高さやコンクリート柱の天端高さを現場で測定しながら指示しています。
具体的にご説明しておくと、
我が家の場合は玄関ポーチを下りたところの地面の想定高さが前面道路+39cmなんですが、浄化槽から前面道路までの距離凡そ7mをどのような勾配で落としていくかを外構業者が決まっていない段階で決めなければいけない状態だったわけです。
何が問題かと言うと、まず浄化槽の桝の高さを調整できるリングの長さは30cmしかないので39cmに足りないため、外構計画が決まる前にある程度、浄化槽設置位置の地面の高さを確定させなければならなかったということです。
また、コンクリート柱は長すぎると後から切らなければならなくなってしまうので低めに計画しておく必要があるのですが、これも作業を行う業者さんは設計図書を見て設計GLから換算してコンクリート柱の天端を計算していたため、私や現場監督さんが気付いて設計GLよりも低くしたいと言わなかったらそのままコンクリートを流されてしまっていた可能性もあります。
前回の記事でも書きましたが、特に設計GLの設定は注意が必要です。
私のように外構業者をハウスメーカー以外で選択する場合には、外構への責任が無くなりますからどうしてもハウスメーカー側の注意もなおざりになり易いです(大成建設ハウジングの場合は契約後もフォローがしっかりしているのでそこまで心配はしていませんが)。
作業員さんたちも製本図面通りに作業してしまい実際の勾配を見落とす可能性なんて全然あり得ますからね。
で、もしそれが現実になってしまったとき、「設計GL通りに作業しています」なんて言われたら目も当てられないですからね^^汗
写真で伝わるか分かりませんが、前面道路から見ると↓こんな感じになっています。
今回の記事もちょっと特殊な事情満載だったのでw役に立った人がいたのか分かりませんが、私の記事がどこかの誰かの役に立てば幸いです^^
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