みなさん、型枠組みの記事に入る前にちょっと↓この写真見て下さいよ!!
分かりますぅ?
↑この写真だと目立たないかもしれませんが、
↓近くで見たらこんなに目立つんです!
↓ほら、こっちの写真なんか離れていても結構目立ちますよね。
近くで見たらほら!こんなに!!
あ、
初めて見た方はこの突起物の正体が何だか分からないですよね・・・^^汗
突起物の正体は↑この黄色い棒なんですが、
名前は天端(てんば)ターゲットと言って、この天端ターゲットがぴったり隠れるまでコンクリートを打設していけばレベリング作業が要らないという建築用のツールでして、
要するに、適切なかぶり厚を確保しつつ簡単に(ある程度)水平に打設できる仕組みらしいのですが、
えっ?! だとしたらコンクリートから出ちゃってていいの?!
って思いますよね!
すぐさま現場監督さんに聞いちゃいましたよ。
その時の回答では、捨てコンクリートを低めに打設している分、ベースコンクリートは十分な厚さを確保できるようになっているので問題無いということでしたが、
私が不安そうな顔をしていたら後日高さ計測器で測って報告してくれました^^
計画に対して、捨てコンクリートの実測高さが-10㎜、それぞれの天端ターゲット突起箇所の実測高さが-3㎜と-4㎜なので、ベースの厚みは低い(薄い)部分でも規定の300㎜よりも6㎜くらい余力があるという結果でした。
(ちなみに厚みが厚い部分は20㎜くらいの余力有りという結果でした。)
この話を聞いて一安心しましたが、
一応、天端ターゲットの制作会社さんのHPも見に行ってみたところ、
(出典:株式会社エヌ・エス・ピー)
図解説明は木造基礎の立ち上がり部分のコンクリート打設についてのものでしたが、
羽根に被る程度にコンクリートを打設したのち、天端レベリングを流して完了。
と書いてあったので、まぁ、天端ターゲットの使い方としては頭が出ていても問題無いんでしょうね。(∵木造と違ってレベリングはしないので。)
でもまぁ、シロート感覚的にはせっかくならキレイにやって欲しかったなって思いますよね。
すいません、完全に愚痴でした^^汗
さて、気を取り直して、
今回のテーマ、基礎立ち上がり部分の型枠組みについて進捗状況を公開していこうと思います^^
まずは、内側の立ち上がり型枠用の墨出しをして、真っ黒なブチルテープ(止水板)を施工していました。
一応、我が家のパルコンの場合は、基礎の打ち継ぎ面は地盤面よりも上なので、建築ルール的な話でいくと防水処置は不要らしいのですが、
現場監督さんの判断で、打ち継ぎ部分の止水板と表面の防水塗装を2重に施行する予定だということでした。
超長期の長いスパンで見たときに防水処理はしっかりやっておきたいというのが監督さんの考えだそうですが、いやー良かったです、そういうところをしっかり考えてくれる監督さんで^^
(おそらくリップサービスでどこでもやってるんだとは思いますが、一応^^)
せっかくなので、コンクリート打ち継ぎ部止水板についても簡単に説明しておきますね^^
まず止水板(しすいばん)とは、外部から地下水などの水が建築物に浸入するのを防ぐために躯体内に入れる建材のことです。
先に打設したコンクリートの上から時間を空けて再びコンクリートを打設することを打ち継ぎと言いますが、先に打設したコンクリートと後から打込んだコンクリートは完全に融合することはなく境い目が生じます。
そして、外部の水の内部への浸入(染み込み)の多くは、この打ち継ぎ部で起こります。特に、地下水は土圧とともに建物の外壁に圧をかけてくるため、打ち継ぎ部に隙間があれば水が浸入しやすくなります。
水の浸入は、湿気によるカビの発生や、鉄筋の錆の原因にもなり、構造物の強度低下や、クラックの発生などに繋がりますので、
このような現象を防止するため、コンクリートの打ち継ぎ部の止水策として止水板を施工するそうです。
ちなみに、パルコンの場合はブチルテープタイプの止水板を使用するんですが、耐久性ってどうなんでしょうね?
ネットサーフィンしてみましたが、耐用年数とかの記述は見つかりませんでした。
ブチルは夏の日差しとか熱にはめっぽう弱いんですが、コンクリート内部に閉じ込めてしまえば露出もしてませんし、
一応、ダムやトンネル、防潮堤などでの使用実績もあるようなので問題無いのかな・・・。
と、まぁ、色々調べながら記事を温めている内にコンパネがどんどん組み上がっていき、ほぼほぼ立ち上がり型枠が組み上がってきました^^
動画もアップしておきます^^
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