今回は、たまたま不動産投資関連で建築業者さんのお話しを聞く機会があったので情報共有しておこうと思います^^
建築業者さん曰く、
「昨今の、建築価格は10年前の1.5倍くらいになってしまっていて、この1年くらいで更に1割くらい上がってしまっている。」
「現場打ちRC造の坪単価も昔は坪60万円くらいだったけど、今では100万円くらいしてしまう。」
という話をしていました。
↑この話、建築系YouTubeとかでもよく聞く話ですが、一応、データから裏を取ってみました^^
とっとのブログでよくご紹介する「建物の標準的な建築価額表(国税庁HP)」によれば、
【建物の標準的な建築価額表(単位:千円/㎡)】
建築年/構造 | 木造 | RC造 | 鉄骨造 |
2011年(平成23年) | 156.8 | 197.0 | 158.9 |
2021年 (令和3年) | 172.2 | 288.3 | 227.3 |
↑ということなので、
過去10年間で木造が+10%、RC造が+46%、鉄骨造が+43%くらいの値上がりになっているようです。
更に直近1年間で10%の急激な値上がりですから、鉄骨造やRC造は10年前と比べて1.5倍になっているというのは正しいようですね^^
ちなみに、木造は10%くらいしか上がっていないので、もし木造系ハウスメーカーで1.2倍とかそれ以上で吹っ掛けられている方は気を付けて下さいw
(残念ながらとっとブログを見ている方に木造系ハウスメーカーで建てる予定の方はあまりいないと思われるのでそういう人達を救えないのがもどかしいです・・・。)
ということで、
RC造で60万円で建てられたのは昔の話で、今は坪100万円してしまうようなので、諸々込々で結局のところ坪120万円とかしちゃうんでしょうね。
私がパルコンで契約したとき(2021年)が諸々込々で坪120万円でしたから、パルコンで建てた場合の諸々込々の坪単価は今だと坪130万円くらいでしょうか。
いやー高くなりましたね。
世界的にはインフレで全部の価格が上がっているので良いんでしょうけど、日本では給料だけが上がっていかないですからねぇ・・・。
この先、新築っていうのはどんどん建てられなくなっていって、中古住宅にシフトしていく流れが思っていたよりも早く来そうです。
あぁ、そういえばこれから住宅業界がどんどん中古住宅にシフトしていく話って今までしていませんでしたね。
思いのままに語るシリーズでは主に不動産業界について、色んな角度・切り口から「世相を斬る!」的なお話しをしていこうかと思っていたんですが、前回、型式適合認定の闇についてお話ししてからすっかり忘れてしまっていました・・・^^汗
近日中に型式適合認定の闇に関して続編を公開させて頂きます! 乞うご期待^^
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