先日、ベースコンクリート打設の記事を上げましたが、
基礎工事はまだ終わっていません!!
そうです。コンクリートは打設して終わりではないんです。
コンクリートは打設後一週間程度の「養生」が非常に大切なんです!!
打設後一週間程度の「養生」って何?と思われるかも知れませんが、
結論から言ってしまえば、↓この作業が大切なわけです^^
そうです。ただの水撒きです。
しかし、侮るなかれ、この水撒きが非常に大切なんですよ^^
まず、国の指針では普通ポルトランドセメントを使用したコンクリート(一般的な生コン)の場合、
冬場(寒冷期)は寒気から保護しつつ5日間以上コンクリートの温度を2℃以上に保つようにし、又、表面が乾燥しないように5日間以上散水するかシートなどで覆い、湿潤な状態に保つよう定めています。
どういうことかというと、
コンクリートは硬化する際に熱を発生します(水和熱といいます)が、特に硬化の初期段階に多く発熱しますので、この時期に水分が不足する(養生を怠る)と干上がった田んぼのように表面がヒビだらけになってしまい、見た目が良くない上、後々の耐久性にも悪影響を及ぼすんだそうです。
要するに夏と冬はコンクリートが水不足にならないように気を付けろってことですね^^
とはいえ、大成建設ハウジング側でもノンクラックというコンクリート養生剤を噴霧しているので特別に施主が自ら水を撒く必要性は無いのですが、
コンクリートの強度発現は最初の1週間で「最終的な強度の約85%に達すると言われていますので、
この期間を湿潤に保つと水中養生している試験体に非常に近い強度を期待できるということになります^^
水を撒くことの大切さがご理解頂けましたか?^^
満遍なく水を撒いています^^
明鏡止水。空と風景が反射しています。
これぞまさに水中養生ですね^^ 違うか(爆)
向こう一週間は晴れが続く予報でしたので気を抜かずに水を撒かないとですね^^
追伸、
1つ残念?な発見もあったのでこちらも公開しておきます。
↑この灰色の道具はスペーサー(通称:ドーナツ)と言って、かぶり厚を確保するために必要な道具なんですが、
↓これどう思います??
基礎のコンクリートに埋まっちゃってるんです。
大成建設ハウジングの施工が悪いとか言ってるわけではなく、
スペーサーは埋め殺しが標準なので何ら問題無いことではあるんですが、
私みたいなシロート感覚では、
「いやいや、コンクリート打設する直前に外しても良かったんじゃね?」
とか思っちゃうわけです。
だってプラスチックですよ?
コンクリートが強アルカリ性だから鉄筋の錆びが抑えられるって習ってきたのに、この部分から錆びが広がり易いんでねーの?
って思いますよね^^汗
以上、施工不備でも何でもないんですが、シロート視点でビックリした点ではあったので挙げておきました。
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