床屋のおっちゃんが、当たり前のように脱税していた件
私が設立した不動産投資用の法人では、かなり色々な正攻法の節税手法を取り入れて利益を出し過ぎないように頑張って「節税」しているわけですが、普段から私が利用している床屋のおっちゃんは節税を通り越して「脱税」していましたw
でもこれが結構世の中的にスタンダードなことみたいなので、共有しておきますね。
先日髪を切って貰いながら私がおっちゃんに「お客さん10人きたら7人くらいは売上になるの?」って面白半分に聞いてみたら、おっちゃんから「10人来たら4人しか計上しないよ」って返ってきました。
話を聞いていると、昔は、床屋組合が「申告は3割にして出しましょう」とか言ってくれていたそうです。(赤信号みんなで渡れば怖くないってやつですね)
「その点、俺は4割申告してるから偉いでしょ」とはおやじ談。
これ、いわゆる過少申告ですが、意図的に隠ぺいするなど、悪質な脱税をしたときに課される重加算税は40%とかなので、普通ならやろうとも思わないですよね。
それでも過少申告するのは、どうやら、税務調査が入ってペナルティを受ける方がしっかり全て記帳して納税するよりも安上がりだから、のようです。(←こんなネタを深堀りして記事出して税務署から睨まれたくもないのでこれ以上は語りませんが、気になった方は自分で調べてみて下さいねw)
とは言え、最近は業界的に儲からなくなってきてるから床屋業界には税務調査は入ってないようなので、そういう意味では「税務調査は儲かっているところに来る」という噂は本当みたいですね。
昔は税務調査が入る2日前くらいから外に怪しい人がずっと立っていて店内を覗いていたらしいです(2日でこれだけ客が入っているのに365日でこの収入じゃおかしいよね、という論法で追徴されたらしい)。
そういえば、昔ながらの地主の青空駐車場なんかも、ほとんど過小申告らしいですが、これも理由はバレてその時ペナルティを払った方が安上がりだから。
どうやら税金ってペナルティを払えば許されるらしい?ですよ。
ニュースになって信用が落ちちゃうと影響が大きいという人はやっちゃダメだけど、そうでもない零細企業や個人事業主ならもしかして皆やってたりして??
(ダークサイド堕ちする前にこの辺りでやめておきましょうw それではまた!)