私の場合は、家の「丈夫さ」がファーストプライオリティだったので、正直、今流行りの高気密高断熱とかの着眼点で家を探していなかったのですが、
さすがに、契約後になると「自分の選択(パルコン)は正しかったのだろうか」と自問する時間帯もあったりしてw、
断熱性や気密性について、大成建設ハウジングの営業マンや建築士さんに確認して公式数値を出してもらいましたので、今回はパルコンで建築を検討している方に実際の数値を公開したいと思います。
パルコンの断熱性(Ua値)
早速ですが、残念ながらパルコンの断熱性(Ua値)は高くありません。
基本的には品確法における最高等級である断熱等級4を満たすレベルとなります。
つまり、東京などの地域区分6の地域で0.87を下回る水準です。(ちなみに、私の建築予定のパルコンの計算値は0.81でした。)
ZEH基準で依頼すれば0.60を下回る水準も可能ですが、その分、資金面や間取り広さなどの制約も増えるので大成建設ハウジングの営業マンからはあまりお勧めされていません。
私自身、今現在は築30年以上の木造一軒家に住んでいますので、そこから比べたらパルコンの断熱性能は十分良い(雲泥の差)のですが、今流行りの高気密高断熱とかHEAT20だとかいうレベルを求める方には性能が低すぎると映るでしょうね^^汗
パルコンの気密性(Q値)
一方、パルコンの気密性(Q値)は非常に優れています。
Q値は家が建ってからでないと測定できませんので、私がいつも伺っている展示場(築15年、旧パルコン)におけるQ値測定の結果書類を見せて貰いましたがQ値は0.50でした。
パルコンで建築された方のブログでもQ値測定の結果が0.50前後で出ているのを拝見したことがありますので、現行パルコン(MAX)で建築すれば最低限0.50を下回る水準で仕上がることは織り込めるでしょう。
まとめ
というわけで、パルコンのUa値はあまり良くない(日本では一般的な)数値ではありますが、Q値が優れているので冷暖房の効きは良いでしょうし、そこまで冷暖房費が嵩む家にはならないかなと思います^^
よくパルコンのスレとかを調べていると、パルコンは普通に夏暑いし冬寒いけどエアコンを掛ければ直ぐに効く、みたいなことが書かれていますが、数値的に見てもホントにその通りなんだと思います。
もう一点、面白い話があって、
普通は住宅営業マンだったら床暖房を勧めればその分成績にもなると思うんですが、パルコンの場合は全く勧めてきませんw
なんなら、営業マンもその上司も、建築士もインテリアコーディネーターでさえ、みんなに床暖房を入れた方が良いと思いますか?と聞いても「パルコンに床暖房は要らないと思います」と言われましたw
実際、床暖房を検討していて最終的に入れなかったお客さんも後で聞いてみると、やっぱり入れなくて良かったと言ってるらしいです。(営業マン談)
私個人的には、パルコンももう少し断熱に力を入れて床下エアコン暖房を採用すれば、もっと買いたい人が出てくると思うんですけどね。
そんなことも無いのかな? ま、私にとってはどっちでも良いですがw
以上、まとめになったか分かりませんが、パルコンの断熱性能についてでした^^
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